S H O P H O T O

激流 赤石沢!

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8/15金 畑薙ダム―牛首峠―赤石沢―取水口―北沢出合泊
8/16土 門ノ滝―大伽藍―大ゴルジュ―大釜4m手前右岸泊
8/17日 百間洞沢―百間洞山の家―赤石岳―椹島―畑薙ダム

増水してて、死ぬかと思いましたわ()
死ぬは冗談として、「下山遅れ」→「当日欠勤」→「クビ」、これが500回くらいループしました。

初日朝、畑薙ダムで、下山してきた人から話を聞きました。
「赤石沢は増水がすごくて渡渉できず、全部泳いで渡ってたらえらい時間かかったので帰ってきた」
「北沢出合まで2日間かかったパーティーもいた、勿論そこで帰った」
マジすか、師匠、こんなんでも行くんですか?

東海フォレスタのバスで牛首峠まで。
運転手さん「大分水量減ったね、これなら行けるかも。でも駄目だったらいつでも帰っておいで」

師匠は15年前も来たことがあるそうで、その時の倍の水量とのこと。
師匠、ほんとに行くんですか?(゜○゜;



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沢は巨岩と滝の轟音、白い泡の激流がデフォルト。
流れが早くて深いので、渡渉できるところがあまりなく、
へつるか、岩と岩をジャンプするか、高巻きするしかない訳で、進むのにえらい時間がかかります。
師匠曰く、飯豊でもっと激しい渡渉山行をしたことがあり、これはまだ許容範囲とのことで、先を急ぎました。

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ここは唯一泳いだところ。

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この頃は花を撮る余裕も。

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天気予報は小雨程度なので、大丈夫だろうと進みます。

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ここは突破できず、

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右岸高巻きして、

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懸垂で沢床へ。

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基本的にゴルジュ帯です。

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やっと着いた取水口。
すごい時間かかりました。
こんなんで辿り着けるのか?

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北沢出合で幕営、対岸にもう1パーティーいました。
師匠が巨大岩魚を釣り上げ、刺身と岩魚汁でタンパク質摂取。
早めに寝ました。
夜中2時頃から弱い雨が降り出しました。

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ご飯食べて出発。
濁りはないものの、昨日に引き続き水量は多く流れは速いです。

この日はスクラム徒渉・気合のジャンプ・リアルファイト一発を数え切れないくらいやりました。
ジムで限界グレード登るときみたいに「ハッ」とか声出しました。
そうでもしないと、出来る自信がありませんでした()
行動の妨げになるので、カメラはザックにしまいました。

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門ノ滝は増水して巨大クラゲのオバケのよう。
右岸大高巻きしますが、踏み跡が不明瞭、草木を掴んだ様子もありません。
今シーズンはまだ人がそんなに入ってないのでしょうか。

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時折り日が差すようになりました。
少しだけ気分も明るくなります。

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人気の洞窟滝、残置シュリンゲが3本くらいかかってます。
ここをにじり登って出た後の、最後の乗っこしが大変でした。
アブミ出してもらって助かりましたです。

一ヶ所どうしても突破できないところがあり、自分は大高巻きと懸垂を提案。
師匠は「こんな悪いところみんな来てるとは思えない、もう一度戻ってルートを見極めよう」
結局簡単にへつれて、師匠の冷静な判断SUGEEEと思うようなことがあり、
人間疲れて判断力が低下すると、無理したり思い込んだりして事故につながるのが容易に想像出来たりしました。

大伽藍は予想以上に斜度があったので、少し登って斜度の緩いところでトラバースしました。
赤ナメも小滝群も、迫力の連爆帯になってました()
大ゴルジュの右岸巻きは、シシホネ沢隣の小沢を60mくらい登り、踏み跡のようなトラバースを辿り、
さらに20mくらい登ったりトラバースしたりします。
急だしきわどいところもあり、ロープを出しました。
赤テープが足元に落っこちてました。

この辺の迫力のあるところは全然余裕がなく、写真撮れませんでした(´д`)

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夕立が来ました。
すぐ止みましたが、焚き火はできるのかとか、寒くて眠れなかったらどうしようとか、下山遅れが頭にちらつき始め、
積極的にポジティブなことを言ったり考えたりするよう、自分をコントロールし続けました(^∀^;

絶対的な自然を前にとても謙虚な気持ちになっちゃって、
「課長に悪いこと言っちゃったな」とか「あいつむかつくけど許してやろう」とか、
色んなことを考えながら歩いてました(沢に集中しろといえよう)

少しでも先に進みたかったので、幕場はあまり選べず、沢に近いところになりました。
夜雨が降ると目を覚ましてしまい、水量のチェック、逃げる高台の確保などで、あまり眠れませんでした。

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最終日も小雨のちらつく中、黙々とひたすら歩きました。

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百間洞滝
この日は「行って来たよ」証拠写真を2枚だけ。

百間洞小屋が見えたときは嬉しかったです。
ガスって展望のない赤石岳を通り(勿論写真なし)、畑薙ダムへと帰りました。
遡行できるギリギリの水量、優れたリーダーの下、技術的にも精神的にも色々学んだ3日間となりました。

赤石沢は風格のある沢でした。
今回余裕がなくあまり写真撮れなかったので、次回は渇水期に3泊ぐらいで行ってみたいと思います。
3段15mとかラジオラリアの赤い巨大なトイ状滝、すごくかっこよかったので、思う存分撮りたいです。

下山して携帯の電源入れたら、親や友達から生存確認のメッセージが入ってました。
北アルプスで事故があったので心配したみたいです。

師匠、3日間お世話になりました。
次回からはちゃんと予備日を作って解雇の不安を一つ減らしたいと思います(それ?)
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by sho-m1228 | 2014-08-18 23:26 |